自閉症児のいる暮らし -10ページ目

古事記の障害児

「古事記」は日本で一番古い書物といわれています。                                                                                                                                日本で最初の男神(伊弉諾尊)イザナキノミコトと                                                                                                                                                                                        女神(伊弉冉尊)イザナミノミコトの二神の間に生                                                                                        まれた最初の子が障害児だという記述があります。                                                                                           3歳になっても体がグニャグニャなので、ヒルコと                                                                                 名付けられます。                                                                                                これは、脳性マヒを連想させるような重度な障害児                                                                                       という見方をされています。                                                                                                                                                   このヒルコはあまりにも醜いのと国造りに忙しい両                                                                                             親に見捨てられて、葦の船に乗せられて海に流され                                                                                              てしまいます。                                                                                                                                                        世界でも各国で、何らかの形で子供を海や川に流す                                                                                            という話は、神話や伝説などに良く出てきます。                                                                                                   なんだか、昔の老人が生まれたばかりの子猫を、袋                                                                                        に詰めて川に沈めて処分する話に似ていますね。                                                                                            “障害児殺し”は、国が貧しい時代によくある事で                                                                                                   すが、「古事記」のように国作りと同時に障害者の                                                                                          歴史が始まるというのも珍しいのではないでしょう                                                                                       か。そういう意味でも、日本は障害者にまつわる、                                                                                      いろいろな伝説が残っています。                                                                                                      ヒルコは後の時代になって、民間伝説の中に復活し                                                                                              ます。エビスと名を変えて、ヒルコがエビス様に変身                                                                                します。葦の船が無事に岸に流れついて、そこで                                                                                       魚釣りの神となるのです。蛭子と書いてエビスと読ま                                                                                      せている神社があるので、これは定説になっています。                                                                                            恵比須さまを奉る神社は、各地にあります。                                       足が見えない事から、「お足がつかない」                                                                                     という商売の神様になったそうです。                                                                                                                                                  「七福神」は有名ですね。                                                                                                     新しい国造りに忙しい両親から流された蛭子が、他人                                                                                       の力によって生されたのです。これが日本の福祉の始                                                                                         まりになるのですから、面白いですね。今でいえば、                                                                                      仕事に忙しい両親が何処かへ里子へだし、引き取り先                                                                                          で有効利用されるという事でしょうか。                                                                                         旧約聖書のモーゼではありませんが、川に流された子                                                                                     を拾いあげる人がいるのも、またお決まりの話です。                                                                                             海や川に流された子供たちを、救出する救世主が、老                                                                                   夫婦であり、猟師や漁師であり、動物や妖精や小人だ                                                                                              ったりします。桃太郎も老夫婦に救出されています。                                                                                                                                                                                                                                                          神に捨てられたものが、拾われて神になる。                                                                                                   日本の庶民の民度の高さなくして、福祉はなりたちま                                                                                     せん。日本の福祉が遅れているのではなく、現代人の                                                                                                                                            意識が遅れているのではないかとも感じます。                                                                                                                                         自分とは違う異形のモノを「まれびと」としてとらえ、                                                                                 社会の外に捨てておくのではなく、内の社会に受け入                                                                                                                                                れられるポジションを創ろうとする、島国本来の優しさ                                                                                                                                      を思い出させる話ですね。                                                                                                                                                障害児の生まれた家は栄えるという「福子伝承」もこう                                                                                   いう土台があってのことでしょう。                                                                                                                                                                                                        

癒し

最近は小さな庭でハーブを育てている。                                                                                         どこの園芸ショップでもハーブは売られていて、                                                                             よほど珍しい種類でもなければ、たいてい育つ。                                                                                 育てる事になった理由は、フレッシュなお茶が                                                                                     飲みたいなあという単純な動機からだ。                                                                                           人間とは1万年以上のつきあいであるハーブだが、                                                                                                             古代エジプトで始まった利用法らしい。その後、                                                                                     メソポタミアへ伝わり、地中海、ペルシャ、ギリ                                                                                           シア、ヨーロッパへと伝わった。現在使わ れてい                                                                                    るエッセンシャルオイルの大半は13世紀にはもう                                                                                     揃っていたという。医者が薬用植物として利用し、                                                                                        処方されて現在にいたっている。                                                                                             植物療法士は、海外では国家資格だ。                                                                                               日本なら仙人や漢方のイメージがあるかもしれない。                                                                                                                       アロマテラピーやリンパドレナージュのほうがいいか。                                                                               オイルトリートメントやマッサージは専門家でなけれ                                                                               ば難しいが、家庭でも湿布や入浴に利用できる。                                                                                      植物療法という言葉は、「癒し」の延長だろう。                                                                                ぼおおっと、ハーブティーを飲みながら、人間という                                                                                のは、相互作用機能のことかなと思う。                                                                                     「我思う故に我あり」という思考すらなくても、なん                                                                               となく集団意識に流され、集団行動に埋没し、適当に                                                                                 脊髄反射しながら、肉体を維持し、浅く人生が終わる。                                                                                                                                                人間は他人に自分の意識を反射させると、自分の中に                                                                              ある醜い感情に心落ち着かなくなる。                                                                                      人間ではどうしても駄目だから「癒し」を植物や動物                                                                              に求める。                                                                                                   自分と違う、異形のものなら、人間の感情は反射され                                                                              ない心理がはたらく。                                                                                          「障害者は天使だ」                                                                                              と、言う人間は、障害者を異形のものと認識するからこ                                                                           そ、癒されるのかもしれない。                                                                                            他人を人間として、しかも異形のものとして見る事がで                                                                            きるなら、人間同志の世間も少しは世知辛くならないか                                                                                もしれない。                                                                                                 こういう発言をすると、すぐ、「差別」だの「偏見」だ                                                                            のいわれる。                                                                                                最近の文学がつまらないのは、あたりさわりのない文章                                                                             に始終するからだろう。過激な事を書けば、すぐに、                                                                               「謝罪」と「賠償」を突きつけれ、裁判沙汰にされるの                                                                            では、出版社も著者もたまったものではない。                                                                                本来だったら人間が人間を癒せばいいものを、人間以外                                                                           に求めるからいろんな療法がはやるのだろう。    人間が自分の内面に踏み込むと傷つかずにはいられない。                                                                                                   外部の情報は自分にとって心地よいものではない。                                                                                            人間同志がつきあうということは、お互い摩擦して、何か                                                                                           をすり減らす可能性もあるということだ。                                                                                                        傷ついても自分を癒せる何かを皆さがしている。                                                   

やるせない時

                                                                                            本音でつきあうようになると、障害児の親もだんだん                                                                           本音で泣き言をいうようになる。これがけっこう辛い。                                                                                    でも、本人の為には、話した方がはやく楽になるし、                                                                                 援助も受けやすくなる。なるべくはやく困っている事                                                                                    を知ってもらい、助けてもらう方がいい。                                                                                                                                                                                              手を差し伸べられた方だって、困っていれば、助けて                                                                              やろうと、当然思うだろう。余裕のある人なら同情す                                                                             るだろう。同じ障害児を持つ親なら親身になるだろう。                                                                                  その手を非情にも振りほどく人は、自分だけで精一杯                                                                                     だろうから、困っている人と同じに大変な立場なのだ                                                                               ろう。                                                                                                                が、                                                                                                      私達最重度の障害児をかかえる親しか、最重度ゆえの                                                                                 絶望を理解できないというのに、最重度児の親は、                                                                                 同じ最重度児の親を助けてあげる余裕が全くない。                                                                                          そして、医師も療育者も教師も学者も、最重度児の親                                                                                        の苦悩が理解出きない。                                                                                               なんとか、私達は連帯できないのだろうか?                                                                                       「子どもの幸せの為に子どもを殺さなければ」                                                                                   何重にも苦しみ、車椅子に乗っていないというだけで                                                                                世間からはじかれてしまう、この子ども達と親を、な                                                                              んとか救えないのだろうか?                                                                                          いったい、私達は何処へいけばいいのか?誰に助けを                                                                              求めればいいのか?                                                                                                    私自身は、どんなに罵倒されてもいい。                                                                                           馬鹿にされてもいい、蔑まれてもいい。                                                                                          だから                                                                                              誰か、この子を助けて下さい。全面介助が必要で、他人                                                                            の助けがなければ生きていけないこの子を生かす為に、                                                                                          どうか差し伸べたこの手を振りほどかないで下さい。                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                

2ちゃんねるに凄い親がいた

休みはサイト巡り。                                                                                                  わが子王様にしてる親を発見。                                                                                                                                                                                                            引用開始                                                                                                                      http://society3.2ch.net/test/read.cgi/volunteer /1065715192/l100                                                                                                 1 :バリアフリーな名無しさん :03/10/10 00:59 ID:obNJb8HD                                                                                       【当然?】我が子は王様・介助者は家来【ゴネ得?】 息子は9才、自閉症で重度の知的障害をもっています。これから約10年間、地域 でネットワークを作り、愚息の介助人、ともだち、シンパ、愛人?の輪をはりめぐ らします。役所とはいろいろあるだろうけど粘り強く働きかけ、介助費用をゲット して、ホームヘルパーをはべらし、ガイドヘルパーを付き従えます。                                                                                                                                        サポートグループは、優秀で心意気がある専門家、盲導犬のように愚息に忠実で たくましく優しい介助人、愚息を愛してやまない地域のひとたちと友達たち(障害 あるひともないひとも)からなります。                                                                                                          そして・・・み~んなが、力を合わせて、強力に、強烈に、粘り強くゴネます!?                                                                                                                          制度がどうなっていようが息子は生きていかねばなりません。                                                                                                              それまでに貯めた リソース全開で、十分な介助者費用と介                                     助者自選の権利を獲得します。そのために は、道ゆくひとには                                     花を配り、隣近所とは口角泡をとばして議論し、座り込み、ビ                                           ラをまき、ハンストだってやろうかな?                                     入所施設なんていらないです。作業所なんていりません。役所                                            では「入所の順番待 ち」で卑屈になり、親の会では、子供が作                                 業所の人質とられてなんにもいえない、 そんな今までみてきた                                    「先輩」たちの暮らしなんてまっぴらです。                                        彼の主人は彼自身です。しかし、同時に、必要なときにはいつも                                影のように介助者 が従います。重度の知的障害・自閉症者があた                                     りまえに暮らすには、空気のように 自然に介助者が必要です。                                       これって、あたりまえなんですか?                                           引用終了                                                                                                        こっ、怖い!!!かなり逝ってる、この親。。。。。                                                     引用開始                                                                131 :バリアフリーな名無しさん :04/06/27 22:30 ID:nc4aSi0Q                                   暮らす核爆頭 RYOSUKE                                                                                                               リンク先、よみました。この親何を考えているのか?怖くなった。                       子供を「ワガママ放題でいい・自分は王様なんだ、  そしてまわりの人々を奴隷扱いでこき使ってしたい放題にしていい」と。                                  そんなふうに育てているのか?怖いよ・・  132 :バリアフリーな名無しさん :04/06/28 01:58 ID:OaP7PEhN                              知的障害は親が妙なことになるが    農政は本人も家族もみんなが王様になろうとするから始末に負えない。                               133 :バリアフリーな名無しさん :04/06/28 23:28 ID:XzgUfa9I  王様が法人とっちゃったよ。                                                これでまた税金でやりたいほうだい。後は介護人ヘルパーという名の                                   奴隷を使うだけ。神様、助けて。                                             引用終了                                                         ネタかと思いましたが。本当でした。                                     他人に押し付けず、自分で子ども育てろ!                                      頼むから周囲の空気よむノダ!

積んでは崩し。。。

なんとか改行だけできるようになりました。                                                             つーー様、ありがとうございました。                                                         せっかく1時間かけて書いた文章                                                                     システムエラーで消えました。。。                                                                うう、もう少し待ってて下さい。慣れません。

ジャンル変わりました

ジャンルを変更しました。 「学び ・ 教育」にお引っ越しです。

問題点

子どもの発達は親の責任ではないのか? 引用開始 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050401-00000005 -yom-soci 社会ニュース - 4月1日(金)16時39分 発育状況、あざ…厚労省が児童虐待の兆候チェック指針  厚生労働省は、児童相談所などに児童虐待の疑いがある と相談があった子供の状況を、子供の家族や地域の環境も 含めて的確に把握するための指針を作成した。  各都道府県の相談所によってばらつきのある「評価票」 のチェックリストのモデルを示し、虐待につながる兆候を 見逃さないようにするのが狙い。今月上旬に、全国の児童 相談所や児童養護施設などに通知する。  指針では、虐待の有無を判断するために、子供の発育状 況や不自然なあざなどをチェックし、コミュニケーション 能力や感情のコントロールができているかなどを把握する よう求めている。  また、虐待された子供の親の心身の健康状態や価値観、 養育意欲などもチェック。子供が通う保育所や学校などの 地域の環境も点検し、虐待につながりそうな問題点を浮き 彫りにして子供の支援計画を立てる際に生かす。  児童相談所は、「評価票」をもとに、心理診断や医学診 断を行ったうえで、児童養護施設への入所や里親への委託 など、子供の処遇を決める。  厚労省虐待防止対策室は「児童相談所などは、指針を一 人ひとりの状況に応じたケアに役立ててほしい」としてい る。 (読売新聞) - 4月1日16時39分更新 引用終了 児童相談所に一人ひとりの状況に応じたケアは無理である。 自分の子どもを育てられない親はボロボロ子ども産むな! 引用開始 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050331-00000213 -mailo-l33 岡山ニュース - 3月31日(木)17時20分 岡山市:障害者保険扶養制度の市負担、加入者の120倍に --包括外部監査 /岡山  ◇1万2000円納め、1200万円受給例も  加入者が死亡すると、心身障害者に年金が支給される岡山市 独自の障害者保険扶養制度で、今年度以降の市の負担総額が、 加入者の負担金の123・3倍に当たる約80億3400万円 に上ることが30日、市が委託した包括外部監査で分かった。  市は不足分の計約79億9200万円を一般財源で負担せざ るを得ず、制度創設時の見通しの甘さが浮き彫りとなった。  制度は67年創設。障害者を扶養する市民が加入し、年齢な どに応じて月額1400~6800円の負担金を市に納入。加 入者が死亡するなどした場合、市は障害者に年金を支給する仕 組み。支給額は当初2万円だったが、74年に3万円に増額し た。90年に新規加入を打ち切っている。  監査結果によると、市は加入者数を特に予測せずに制度を創 設。加入者の死亡が多く、年金の支給額が増加したため、負担 金などでつくる残高が90年度末には底をついた。中には負担 金1万2000円を納めただけで今年度末までに約1200万 円を受給した46歳女性の例もあるなど、制度に著しい不均衡 が生じている。年金受給者の余命などを踏まえた試算では、市 の負担は2068年度までに約79億9200万円になる。  包括外部監査人の小林裕彦弁護士は「福祉という観点を考慮 しても、制度が失敗だった可能性は否定できない。年金額引き 下げを検討し、支出を抑えるべきだ」と結論づけた。監査では このほか、生活保護の不正受給を発見するため、収入調査を徹 底するよう求めるなどした。【四谷寛】 3月31日朝刊 (毎日新聞) - 3月31日17時20分更新 引用終了 引用開始 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050331-00000165 -mailo-l27 大阪ニュース - 3月31日(木)17時5分 不正受給:ヘルプ事業で支援費4400万円、事業者の指定 取り消し--大阪市 /大阪  ヘルプ事業の実績を水増しするなど支援費約4400万円 を不正受給したとして、大阪市は30日、中央区の指定居宅 支援事業者「アイホーム」(永田肇社長)の指定を、身体障 害者福祉法などに基づき取り消した。  市によると、アイホームは03年4月から身体障害者や知 的障害者らのヘルプ事業を始めたが、その直後からサービス 実績の記録を偽造して、請求していた。サービス提供時間を 水増ししたり、より高額なサービスを提供したよう装ってい たという。03年4月~04年5月に市から1億1600万 円を受給したが、そのうち4400万円は不正受給だとみら れる。  市は不正受給額を確定したうえで同社に返還を求め、刑事 告訴も視野に入れている。【麻生幸次郎】 3月31日朝刊 (毎日新聞) - 3月31日17時5分更新 引用終了 確か、岡山、大阪は差別利権でいつも問題になる地域だ。。 引用開始 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050330-00000275 -mailo-l36 徳島ニュース - 3月30日(水)17時26分 知的障害者施設の職員暴力問題:草の実学園に改善指導、人 事刷新求める--県 /徳島  鳴門市大麻町板東の知的障害者更生施設「草の実学園」 (漆原宏施設長)で入・通所者ら10人以上が男性臨時職員 から暴力や言葉の嫌がらせを受けていた問題で、県は29日、 運営する社会福祉法人「大麻福祉の町」の大滝武男理事長や 漆原施設長らを県庁に呼び、文書指導した。指導は「施設の 運営体制の抜本的な刷新を図ること」も求めており、事実上、 大滝理事長や漆原施設長の退陣を促す厳しい内容。県はまた、 県内の26障害関連施設法人に、適正運営を求める文書を通 知した。  知的障害者福祉法などに基づく指導で、臨時職員や漆原施 設長らの処分と運営改善が2本柱。運営改善は、▽人権研修 実施▽既設の苦情解決体制が十分機能するよう改善▽再発防 止策の確立と県への提出――からなる。  県は、先月22日に行った漆原施設長らからの聞き取りや 今月14日の立ち入り調査から、臨時職員の行為を不適切と 認定。また、職員研修計画にあった人権問題研修を実施して いなかったことが判明したほか、暴力などを止めに入ったり 上司に報告した職員がいたのに、苦情解決体制が十分機能し ていなかったことも分かった。【植松晃一】 3月30日朝刊 (毎日新聞) - 3月30日17時26分更新 引用終了 いままで、ほとんど闇に葬られていたニュースが明るみに出 るようになってきたが、あまりにも人権人権と騒ぐと、かえ ってまと差別利権につながるような気がする。

最近のニュースから

京都と琵琶湖に行ってきました。

新しいニュースからです。

引用開始

http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/
20050327i102.htm

憲法に「障害者への差別禁止」…自民起草委試案


 自民党新憲法起草委員会(委員長・森前首相)は26日、
4月に公表する憲法改正試案で、自衛軍の国際平和協力活
動への参加や、障害者への差別禁止を明記する方針を固め
た。

 起草委の安全保障・非常事態小委員会がまとめた要綱案
では、戦争放棄を定めた9条1項の表現を一部修正するほ
か、戦力の不保持に関する2項は全面的に改め、「我が国
の自衛のために自衛軍を保有することができる」と盛り込
む。新設する3項では、「自衛軍は国際の平和と安定に用
いることが出来る」などとする方針だ。

 また、改正試案は、「法の下の平等」を定めた憲法14
条1項の規定を見直し、障害者に対する差別禁止を新たに
盛り込む。

 現在の条文は、「人種、信条、性別、社会的身分又は門地」
による差別を禁止しており、これに「障害の有無」を加え
る。社会のバリアフリー化を進め、障害者の社会参加を促
すのが目的だ。旧華族などを含む家柄を意味する「門地」
は削除する。
(2005/3/27/11:47 読売新聞 )


引用終了


憲法にもりこまれました。時代はノーマライゼーション
に向かってますね。


引用開始

http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/
20050327ia22.htm


安倍・自民幹事長代理、人権擁護法案の提出に反対


 自民党の安倍晋三幹事長代理は27日、都内で講演し、
政府が今国会に提出を目指している人権擁護法案につい
て、「人権侵害の定義があいまいで、果てしなく解釈が
広がっていく危険性もある。疑問が払しょくされない限
り、いい加減な形で法案を提出し、成立させてはならな
い」と述べた。

2005/3/27/23:21 読売新聞 


引用終了


ようやく、民放のニュースでも取り上げられるようにな
りました。「人権擁護法案の提出に反対」この調子で政
治家達に頑張って欲しいものです。




引用開始

http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20050325it01.
htm


胚盤胞移植で体外受精、胎児障害の危険高まる


 妊娠率が高まるとして不妊治療の現場で普及した「胚
盤胞(はいばんほう)移植」という体外受精の手法では、
胎盤を共有する特殊な形態の双子を妊娠する危険度が、
自然妊娠に比べ11倍以上に増えることが静岡県浜松市
の聖隷浜松病院の調査でわかった。

 共有胎盤の双子では、それぞれの胎児の栄養状態など
が悪くなり、死産や脳障害につながる恐れがある。こう
した妊娠形態がどれくらい起きるのか実態は不明で、専
門家は全国的な調査が必要と指摘している。

 共有胎盤の多胎妊娠は、胎児を包む2層の膜のうち外
側の絨毛(じゅうもう)膜のみ共有する例が多い。自然
妊娠でも0・3~0・4%の率で見られる。双子間をつ
なぐ血管のバランスが崩れると、片方は羊水が多すぎ、
片方が血液不足になる双胎間輸血症候群が1~2割で発
症。うち約20~60%は死産し、10~25%は脳障
害が残る。

 同病院で1989年10月~2003年12月に体外
受精で妊娠した701例を調べた結果、共有胎盤の多胎
妊娠は9例で、自然妊娠に比べ危険度は4・32倍。特
に精子と卵子を体外受精させ通常より長い約5日間培養
してから子宮に移植する「胚盤胞移植」は、このうち6
例で、11・3倍になった。

 同病院産婦人科の松本美奈子医長は「共有胎盤になる
原因は不明だが、子宮に戻す際には、受精卵に異常は認
められない。治療を受ける夫婦には、こうした可能性を
事前に十分説明する必要がある」と話している。調査結
果は京都市で開かれる日本産科婦人科学会で4月5日、
発表する。

(2005/3/25/03:00 読売新聞 )


引用終了


脳障害児が産まれたとして、病院側が訴えられた例もあ
ります。代理母で希望通りの子どもがさずからなかった
場合も訴訟になります。こういう時こそ「子どもの人権」
という考えが出てくるのでしょう。


引用開始

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050325-00000065
-mailo-l04

宮城ニュース - 3月25日(金)16時5分
青森 | 岩手 | 宮城 | 秋田 | 山形 | 福島
業務上横領:「第二啓生園」副園長、数千万円着服か-
-身障者福祉協、告訴へ /宮城

 社会福祉法人の県身体障害者福祉協会が運営する通所
授産施設「第二啓生園」(仙台市宮城野区)の女性副園
長(52)が、協会の通帳14口座分を持ったまま22
日から行方不明になっていることが24日、分かった。
これまでに約5000万円が引き出され、副園長が管理
していた協会職員の社会保険料約1000万円も使途不
明になっている。協会は副園長の着服とみて、近く業務
上横領容疑で刑事告訴する。

 協会によると、着服の疑いが発覚した発端は、17日
に県から受けた「職員の社会保険料納付が遅れている」
との指摘だった。副園長に説明を求めたところ「会計が
めちゃくちゃですいません。さようなら」という手紙を
残して行方が分からなくなったという。

 副園長が持ち去った通帳の口座を調べたところ、分か
っただけで各1000万円あった5口座の残高が、いず
れも1000円になっていた。協会は「着服の規模が1
億円を超える可能性もある」としている。通帳は副園長
が常時管理し、協会が年2回、内部監査を実施していた
が、副園長が通帳の残高証明を偽造していたため着服に
気づかなかったという。

 協会は仙台市や塩釜市で身体障害者の授産・療護施設
を運営。年2億8000万円の事業費は全額、国と県、
市町村の支援金でまかなわれている。【赤間清広】

3月25日朝刊
(毎日新聞) - 3月25日16時5分更新

引用終了


のんきな事件だなあ。。。。


最後は明るく。


引用開始
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050326-00000045
-kyt-l25

滋賀ニュース - 3月26日(土)20時17分

「弱者の立場で考える大切さ」訴える 
 近江八幡市で講演会「湖灯塾」

弱い者の立場で考えることの大切さを訴える福井さん
(近江八幡市・京都新聞八幡支局湖灯ホール)  京都
新聞滋賀本社主催の講演会「湖灯塾」(滋賀中央信用金
庫協賛)が26日、近江八幡市出町の京都新聞八幡支局
2階の湖灯ホールで開かれた。能登川町佐野の重度知的
障害者施設「止揚学園」リーダーの福井達雨さん(73)が
「ゆっくり歩こうなあ」と題して講演し、弱い者の立場
に立って考えることの大切さを語った。

 福井さんは、止揚学園の畑で作物を荒らすカラスに
「おいしいで。はよ、食べや」と声を掛ける障害者のエ
ピソードを紹介。「石を投げて追い払うのではなく、相
手の立場、弱い者の立場で考えることが平和な社会を生
み出す。弱いから優しくなれる。弱いことって素敵だな、
と考えるようになった」と振り返った。

 さらに「障害は悪いことではなく、その人の個性。克
服する必要はない」と強調し、「一番弱い人間が生きて
いきやすい社会をつくってほしい」と訴えた。

 講演の合間には、止揚学園職員の西竹めぐみさん(34)
と西村美紀さん(30)が同学園で生まれた歌を披露し、ゆ
ったりとした優しい歌声で参加者を包み込んだ。

(京都新聞) - 3月26日20時17分更新

引用終了

重度の障害者が地域で生活できる社会は、暮らしやすい
社会でしょうね。弱肉強食のケモノの世界ではなく、共
にいたわり合う人間ならではの世界で暮らせれば子ども
達も今よりずっと、生きやすくなるでしょう。

最重度障害児からみれば、健常児はどの子も皆天才です。

その生まれながらの天性を歪ませないよう、はぐくんで、
皆で成長しあえたら今より少し、暮らしやすくなるでしょ
うに。

人権侵害とは

「人権侵害」がどのようなものか?
ニュースから見てみましょう。


引用開始

http://www.sankei.co.jp/news/050319/sha042.htm

これも人権侵害? 全国弁護士会、次々「勧告」

 過激な性教育を行った教員の処分は人権侵害、
国歌斉唱も人権侵害-など、全国の弁護士会が、イデオロ
ギー色の強い人権侵害勧告などを次々に出している現状が、
人権擁護法案をめぐって18日開かれた自民党法務部会・
人権問題調査会で報告された。


 城内実衆院議員がまとめた報告によると、東京都立の養
護学校で、性器を露出した等身大の女性の人形を性教育に
使った教員が平成15年に都教委から厳重注意の処分を受
けたが、東京弁護士会は今年1月に教育の自由などを侵す
人権侵害として都教委に警告。警告書の中では養護学校か
ら都教委に提出された人形など教材の返還なども求めた。

 ほかにも、公立中学校校長が卒業式の国歌斉唱を「強制
しない」と事前説明しなかったことは生徒への人権侵害
(今月、大阪弁護士会)

▽朝鮮初中級学校の卒業生に中学校卒業程度認定試験
(中検)を受験させるのは人権侵害
(16年3月、新潟弁護士会)

▽音楽教諭に国歌伴奏を強制したことは人権侵害
(16年2月、第二東京弁護士会)-などの勧告・警告が
全国で相次いでいるという。

 城内氏は、人権擁護法案について、人権侵害の定義のあ
いまいさや人権擁護委員の選考過程の不透明さなどの問題
点から法案に反対しているが、「法案が成立すれば、非常
識な事案が次々に『人権侵害』と認定される危険性がある」
と指摘した。

 【2005/03/19 東京朝刊から】

(03/19 08:05)

引用終了

ほら、いわんことではない。

◎音楽教諭に国歌伴奏を強制したことは人権侵害

◎朝鮮初中級学校の卒業生に中学校卒業程度認定試験
(中検)を受験させるのは人権侵害

◎公立中学校校長が卒業式の国歌斉唱を「強制
しない」と事前説明しなかったことは生徒への人権侵害

◎過激な性教育を行った教員の処分は人権侵害

これが、人権侵害ですか?

そういえば、国家公務員が国家で定められた法律に違反
して処罰されたくせに「人権侵害」と騒いでましたね。

他人に対して「人権侵害」と言える人間ほど、相手の人
権侵害を平気でします。何度でも繰り返しますが、私達
にとって必要なことは、お互いが理解しあい、常識の範
囲で社会規範を維持することです。差別されたから、糾
弾して罰することでは、本当の差別はなくなりません。
お互いにとって、いい環境を作るのが人間の英知です。

私達は互いに、罰し合うのではなく、互いに創造するの
です。

お願いします

ジャーナリスト、作家の西村幸祐氏のホームページ
「酔夢ing Voice」でchisaのコメントが取り上げ
らえれました。コメントそのものは、2005年3月
16日のものですが、3月19日の記事の最後に
「障害者の方から」と紹介されてます。


http://nishimura-voice.seesaa.net/


廃案にすべき、この差別利権の温床となる
「人権擁護法案」もう1度考えなくてはなりません。

情報を1ケ所に集め、反対の声を大きくしていく方向
のようです。なにか情報がありましたら、皆さんも、
コメントしてみて下さい。障害者本人として「枇杷」さま
が発言しています。「32条改正反対」のからみもありま
す。てんかん発作をもつ患者達の切り捨てにならないよう、
声をお願いします。