施設の障害者の怪我は | 自閉症児のいる暮らし

施設の障害者の怪我は



入所施設の障害者の怪我は、原因がわからない事
が多いようです。目撃者がいず、怪我した本人も
状況を説明できません。


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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a
=20060405-00000298-mailo-l36

徳島ニュース - 4月5日(水)16時1分

障害者けが:施設入所の男性、入院治療
 暴行の可能性も--牟岐署が事情聴く /徳島
 県南部にある知的障害者対象の民間福祉施設に
入所する男性(30)が、腸の破裂などの大けが
で入院治療を受けていることが4日、わかった。
男性の両親から相談を受けた牟岐署は暴行の可能
性もあるとして、関係者に事情を聴いている。

 施設などによると、男性は自閉症で、小学2年
で入所。先月27日未明、腹痛を訴えたため、翌
朝近くの医院を受診。「精神的な体調不良」と診
断された。

 その後、男性の血圧が平常値を下回ったため、
近くの県立海部病院を受診。腸のせん孔や肝臓付
近の血腫が見つかり、緊急手術を受けた。男性の
両親は「腹部に暴行を受けた可能性もある」と同
署に相談した。

 施設には知的障害のある85人が入所、8人が
通所し、自立した生活を送るためのプログラムに
取り組んでいる。これまでにも自傷行為や入所者
間の暴力などのトラブルがあったという。施設側
は「入所者のけがを未然に防げなかったことは残
念。暴行などは一切ない」としている。
【加藤明子】

4月5日朝刊
(毎日新聞) - 4月5日16時1分更新



△△△△△△△△△引用終了△△△△△△△△△


虐待が事実であっても、施設が認めるわけありま
せんし、なんらかの事故である場合もあったり、
外部の侵入者による犯行かもしれませんし、どう
もすっきりしない現実があります。


「自傷行為や入所者間の暴力などのトラブル」の
可能性も大きいです。

なんせ、成人男性が遠慮なく暴れ廻り、本人には
「他人に怪我させてはいけない」という根本的な
社会性がないのですから、こういう事体になる事
も充分ありえます。


強度行動障害の男性がパニックをおこしたら男性
3、4人がかりでやっと、止められます。ひとり
が噛み付かれないよう、頭と肩をおさえ、ひとり
が殴られないように両手を押さえ込み、ひとりが
蹴られないように足をおさえ、それでもおさまら
なければ片足を一人ずつ、二人で両足をおさえま
す。

職員だってぎりぎりの人数で、やっと運営をして
いるんですから、こういう対応は、よほど職員の
人数を増やさない限り、再発しやすい問題ですね。


監視カメラを設置するとか、トラブルが起こりそ
うな状況は未然に防ぐ為の話し合いを徹底してや
るとかが必要なのでしょうが、時間と人手はどこ
にでもついてまわりますね。


福祉は人手があって、ほんの少し補助金があれば
解決できることが、ほとんどなのです。福祉で儲
けようなんて思っている人に会った事ありません。
福祉で儲けたい人は「利権がらみ」の人だけです。
利権が入るような大きな箱モノもいりません。




「男性は自閉症で、小学2年で入所。」で、現在
30才。家庭よりも施設で暮らしている時間のほ
うが長いんですね。「両親から相談」ということ
ですから、両親は御健在なようです。いろいろな
理由があるでしょうが、施設を必要とする家族は
何処にでもいるでしょう。


こんなに福祉予算が毎年削られて、入所施設も足
りなくなっていて、自立支援法では生活できない
という障害者の環境を、どう改善すればいいのか。

障害者福祉でお給料もらっている公務員の方、あ
なたが動いてくれないかぎり、状況は悪くなるば
かりです。プロとしての仕事をして、すこしでも
現場を理解して下さい。