自閉症の実態 | 自閉症児のいる暮らし

自閉症の実態

行かれませんでしたが、今日は講演会があったの
ですね。
明石洋子さんと徹之さんは、よくマスコミに登場
なさる有名人です。本も読んだし、TVもよく見
ました。


自閉症という障害が一般の人達にどう理解され、
受け入れられているのか、これからも地域で生き
る自閉症の人達の良いお手本でしょう。就職もさ
れていますし、発達障害の方もおおいに学ぶとこ
ろがあると思います。


▽▽▽▽▽▽▽▽▽引用開始▽▽▽▽▽▽▽▽▽


http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a
=20060131-00000151-mailo-l14

神奈川ニュース - 1月31日(火)16時30分

自閉症:実態知って くさぶえの会、
来月3日に講演会--川崎・中原区 /神奈川


 自閉症の子供を持つ親たちで作る「くさぶえの
会」(日本自閉症協会川崎市支部・増田直子会長)
が2月3日、「ありのまま暮らしたい—レインマ
ンを支える街に—」と題する講演会を同市中原区
の「エポックなかはら」で開催する。自閉症の長
男の徹之さん(33)を「地域で生きる」という
信念で育てた明石洋子さん(59)=あおぞら共
生会副理事長=と川崎市職員として働く徹之さん
が親子の歩みを語る。

 「徹之は自閉症が治ったわけではありませんが、
ありのままでも周りの支援があれば、地域で生き
ることができる実践例なのです」という洋子さん
。自閉症で見られるパニックや物へのこだわりを
押さえ込むのでなく、パニックは何かの意思表示
と受け止め選択肢を示しコミュニケーションをと
る。徹之さんの水へのこだわりは、風呂などの掃
除が好きになるよう導き、同時に、自閉症を理解
する人を地域に増やした。

毎日新聞


△△△△△△△△△引用終了△△△△△△△△△


さて、「自閉症の実態」と一言にいっても、千差
万別です。


うちは、最重度なので、自閉症のありとあらゆる
問題行動があります。理解力がまったくないのに
自閉症の状態は自閉症児だけあって同じです。


あまりの暴力に耐えかねて息子を殺してしまった
事件がありましたが、私も殺意を抱く事がありま
す。


息子といっても、体力は母親よりありますから、
真夏でもダウンジャケットを着込み、革の手袋を
はめ、バスタオル片手に家庭内暴力に対抗します。

でないと、噛み付かれたら、肉を噛みちぎられ、
身が減ってしまいます。あるいは、打撲で、膨れ
上がり身が増えます。


発作がさせるのか、なにか耐え難い程の苦痛があ
るのか、こういう強度行動障害なのか、ともかく、
暴力をふるってはいけない、人間が普通に暮らし
ていくには、こういう行為はいけない、やめなさ
いと、毎回取っ組み合って教えるのです。


一度取っ組み合いになると、私か、息子かが、血
まみれになり、体力と気力のつきたほうが、相手
の言う事を聞きます。


私はいちど、頭をぶつけて、そのまま気絶してし
まったので、1度負けた事がありますが、たいて
いは、互角か勝ちます。親が子供に負けたら、教
育なんてできません。


油断して、野外でいきなりお腹を蹴られ、うずく
まったまま、動けなくなったり、ホームでパニッ
クおこして、入ってきた電車に飛び込みそうにな
ったのを、全身で引きずられながら止めて、ホー
ムにいた人達までパニックおこしたり。全身すり
むきましたとも。ラグビーぐらいやっとくんだっ
たと後悔しました。


まあ、そんなこんなで、気がつくと、同じ最重度
の子達がひとり、またひとりと病院や施設に隔離
されていくんですね。


今は「暴力なにそれ?」の普通の人間らしさがよ
うやくでてきた息子ですが、なんせ、自閉症なも
のですから、生活は半端ではありません。


で、まわり見渡すと、かつての仲間がいなくて、
寂しいわけです。あの、やってもやってもやっ
ても駄目という、最重度の絶望感を味わった方
が、もし一人でもいらっしゃるなら。。。




それで、こんなブログをほそぼそと書いてます。



どんな方でも、いらしてくださる方には感謝です。
わざわざ、こんな辺鄙で、暗いブログなんて誰も
興味ないでしょうに、コメント下さり、どうもあ
りがとうございます。(しかも、偏見でものを書
いてますから。)
気分を悪くされた方は、封印なさってくださいね。

ではでは。